土木施工管理(現場監督)の一日(事務所編)

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現在の仕事、土木施工管理(現場監督)の一日をご紹介します。

現場の無い日は、一日内業(事務所作業)です。

勤務時間

勤務時間は、基本的には

8:30~17:30(昼休憩12:00~13:00)

となります。

現在、コロナがまだ収まらないため、

7:30~16:30

勤務に変更となっています。

社内的に在宅勤務も可能となっているようですが、

実際はできていない状況です。

仕事内容

次に行く現場が決まっていれば、

その乗り込み準備を行います。

営業からの引継ぎを行って、

必要書類の作成を行います。

資料のほとんどはパソコンで作成し、

現場で使用する資機材の手配は、

電話とメールで行います。

必要書類

必要書類とは、

社内書類と安全書類等の元請負業者の提出する書類です。

私の会社は、

現場に行く前に会議を行い、

送り出し教育及び

施工条件からの不安要素の洗い出しを行います。

社内書類とは、

・その会議に使用する書類の作成

・実行予算書

・資機材手配依頼書

元請に提出する書類は、

・安全書類(再下請負通知書、作業員名簿、労働安全等に関する誓約書など)

・施工計画書(営業が作成するものだが、たまに作っていないことがある。。。)

・現場ごとに必要書類の追加等ある場合は、作成し提出する。

私の会社では、

乗り込みが急に決まったり、

急遽出張を言い渡させることがあるため、

準備を1,2日で終わらせないといけなかったりします。

会議時に使用する書類とは

現場乗込み前の会議に使用する書類は、

・施工概要、工程表、施工サイクル、原価予想管理表、

 図面(平面図、断面図等)、数量表、現場写真、作業所案内、施工計画書

を作成します。

営業担当がちゃんとしている人であれば、

準備は楽なのですが、適当な人にあたると

一から全部準備をしないといけないため大変になります。

実行予算書

工事をするにあたって、

かかる原価(材料費、外注費、経費)を算出します。

それから、請負金額、粗利額、粗利率を算出したものを

実行予算書といいます。

営業段階で、見積書を作成する前段階で、

元見積書(材料費、外注費、経費からなる原価等)を作成するため、

それを確認、修正する作業となります。

たまに、営業担当者が利益の水増しをしている場合が考えられるため、

金額、数量と確認は必須となります。

(確認せず元見積イコールで実行予算書を作成すると、後で大変なことになります。)

資機材手配依頼書

私の会社では、

自社の資機材とリースの重機、プラント資機材の手配は

現場担当者がすべて行います。

工事に使用する道具、工具一つからすべて、資機材の手配をしないといけません。

工種毎に使う資機材、工具等1セットにして出せばいいのにと思いますが。。。

機動隊時代にも、早朝から警備に必要なもの、バリケードを何枚、盾を何個等、

すべて積み込んでから出動していました。

必要なものをすべて積み込んでおけばいいのにと毎日思いました。

安全書類

乗込み前に、元請に提出する安全書類もすべて現場担当者が作成をします。

現在は、グリーンサイトというサイト内で安全書類を作成することが多くなり、

少しは負担が減ってきてはいますが、

いまだにExcelで会社ごとに書式が違ったりと、

作成には時間を要します。

会社の許可証や自分の資格証等、出すものは大体決まっているので、

安全書類提出一式にしてデータで持っていると時間短縮できます。

(グリーンサイトについては、後日記事に書きたいと思います)

できない上司、先輩

最近は、現場がないときは極力残業はせず、

定時で帰るように、仕事を終わらせています。

なぜなら、現場に出ていない事務所勤務は、

利益を全く出していない状況なので、

残業して仕事をしても、経費を考えるとマイナスになるからです。

そんな中、できない上司、先輩は、

終業直前にあれやってこれやってと指示を出してきます。

いつも、なぜ早く指示しないのか不思議で仕方がありません。

私は、そんな上司先輩にはなりたくありません。

まとめ

乗込み前は、いろいろとやることがありますが、

現場がないときは、基本的に暇になります。

たまに営業の手伝いや、資料集めなどして一日が終わります。

自分の時間を確保しようと思えば、

いくらでも自分で管理できる環境だと思います。

出張が多い業界ですが、

出張先でも基本的に一人で現場管理をするので自由です。

マイペースに仕事を進めたい人には、

おすすめの職種ではないかと思います。

施工管理技士(現場監督)は、

人材不足となっているため、

キャリアアップを狙うにはおすすめです。

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