私は警察官を辞め、ITベンチャー企業の営業職に転職しました。
警察官も公務員のため、ある程度決められた時間、決められたことをしていました。
しかし、一般企業に転職して感じたことは、結果(利益)がすべて。ということです。
営業職ということもありますが、結果を出さなければ悪、結果を出せば正義だったのです。
警察官は、特に何もしなくても、組織に守られていますし、
ある程度の給料はもらえます。
いろいろと、上から言われるかもしれませんが、
平気な班長は結構いますよね。。。
そんな全く違う環境で、価値観を変える出来事をご紹介します。
目次
営業研修
その会社では、入る前に一日研修をしていました。
体育会系営業では多いと思いますが、まずは声出し。
いろんな挨拶を喉がつぶれるまで声を出し続けました。
これは、警察学校で訓練を受けていたので特になんとも思いませんでした。
その研修である本の内容を印刷したプリントが配られました。
売れる営業マンは、何を売ったとしても売れる。
売れない営業マンは、売れないと商品が悪いからと言い訳をする。
要約すると、ざっくりこんな感じの内容だったと思います。
あまりその頃は、本を読むことはなくただ何となく生きていました。
売れない営業マンは、売れないと商品が悪いからと言い訳をする。
とは、まさに自分のことでした。
なにか不都合があれば、他人のせい、環境のせいと言い訳をしてきました。
しかし、結局のところ自分が変わらなければなにも変わらない。
環境のせいでも、時代のせいでも、他人のせいでもない。
なぜなら、成功している人はどの時代でも、どこにでもいるから。
ぬるま湯に浸かっていた私は、この研修で自分に言い訳をしない、
自分に矢印を向けて、成長することを決めました。
売れる営業マンは話し上手ではない
営業を始めるまでは、
売れる営業マンは話しがすごく上手な人がなるものだと思っていました。
実際やって感じたことは、
営業マンが話過ぎてはダメだということです。
研修期間中は、上司先輩と一緒に営業に行くのですが、
営業が一方的に話しているときは大体契約が取れませんでした。
その時の社長がよく言っていた言葉は、
「お客さんを気持ちよくさせてあげないといけない。」
研修中は、2.3時間で信頼関係を築くのはすごく難しと考えていました。
しかし、コツをつかんでしまえば、
1時間でも、2時間でも契約が取れるようになりました。
(私なりの営業のコツは後日記事にしようと思います。)
お客さんが気持ちよくなってくれさえすれば、
その日、その場で印鑑を押してくれます。
思い込み、固定概念は、捨ててしまって、
価値観を変えること、もっと上を見ることを学びました。
法人営業
営業相手は、会社の決裁権を持った人、
中小企業だとほとんどが会社の社長です。
会社の社長ということで、
規模は様々ですが、会社の経営者で、
覚悟を持って仕事をされています。
いろんな社長の話しを聞くだけでも、
すごく楽しかったです。
契約取れないと、かなり落ち込みますが。。。
失敗の話し、家族の話し、ただの世間話など。
中にはどうしようもない人もいますが、
たいていの社長は、面白い人が多いです。
経営者と話すといろんな刺激を受けることができます。
警察官としてなんとなく過ごしていた自分には、
刺激的な話しばかりでした。
営業の経験は、自分の成長を肌で感じられるすごく良い環境でした。
まとめ
警察官生活で、自分の価値観を変えるほどの出来事は、
警察学校の始まって1週間だけだったと思います。
その後は、特になにもなく、
ただ流れに身を任せていたように感じます。
世の中には、いろんな仕事があり、
自分を成長していることが実感できる環境もあります。
確かに、営業は大変なことが多々ありますが、
それ以上に得るものは大きいです。
日々、現状維持ではなく、
なにかに挑戦していける環境を目指してもいいと思います。
営業にもいろんな業種があります。
気になる方は、転職エージェントにご相談してみてください。